「仕事を選ぶのは甘え」とか古すぎ!優秀な人ほど仕事を選んでるという事実

就職活動を行なっている最中、なかなかうまく行かないときに「仕事を選んで甘えているのではないか」という言葉をかけられた経験を持っている人は少なくないのでは、と思います。

一昔前であれば、仕事を選ぶのは甘えと言っても問題はなかったでしょう。しかし、現在では仕事を選ばなければ、人生そのものが悲惨なことになってしまうことがあります。

例えば、うつ病などの精神疾患にかかる人数が年々増加しています。とくに働き盛りの年代である30代前半から半ばにかけて、うつ病などになってしまい、リタイアを余儀なくされることが多くなってきています。

これから管理職などに向けてキャリアアップしていけるか、というところでのリタイアですから、企業側にとっても非常に頭の痛い問題と言えるでしょうし、当人にしても言葉では言い表せないほど悔しい思いもあることでしょう。

現在の30代半ばにある人達は、就職氷河期世代でもあり、好きな仕事を選ぶことができなかった世代でもあります。40代に近い年代の人も同様ですし、現在、就活をしている学生たちも似たような経験をしています。

「会社に入ったあとで、その仕事を好きになるかも」という希望とともに働き始めたのは良いものの、自分のスキル、適正に向いていないことが原因で、早々にリタイアしてしまった人もいれば、今現在、問題になっているように必死に努力してきたものの限界を迎えてしまったケースというのもあります。

そして現在の就活生にとっては、ブラック企業にも注意しなければなりません。下手をすると、長期間にわたり、低賃金労働を強制され、まとも生活を送ることができないリスクがあるのです。

実際に、念願かなって正社員として内定をもらったものの、実態は丁稚奉公と言っても過言ではなく、まともに残業代も支払われず、寝る時間以外は仕事をさせられた挙句、移動中に交通事故で亡くなってしまった若者もいます。

過酷な労働環境によって判断力の低下、居眠り運転などをしてしまったことが原因です。仕事を選ばなければ、命にかかわる事態にもなりかねないほど深刻な問題となっています。そのような中で仕事を選ぶことは甘えと言えるでしょうか。

企業側も「即戦力」を求める傾向があります。また、第二新卒が採用面において非常に人気を集めていることから、全く社会経験がない人材は必要ないと言っているとも受け取れます。

これは就活生にとって非常に不利な環境です。新卒でビジネスマナーに通じ、入社してすぐに現場に入って仕事を教わり、短期間で成果を出せる人材などほとんどいません。

人材の確保においても効率化を求めた結果、未経験者が経験を積む機会を失っている側面があることは確かなことと言えるのではないでしょうか。

仕事を選びつつ、就職活動や転職活動を成功させるには、自分の適性についてしっかりと把握しておくことが重要なポイントになります。

転職活動を行なうのであれば、それまでの経験から、自分がどのような仕事に向いているのかが見えてくるはずです。そのことを把握しつつ、自分が希望する仕事に適応していけるのかを考えることが必要です。

就活生にとっては、社会経験がないので、仕事に対する適正をつかむことが難しいこともあるかもしれませんが、アルバイトなどの経験から、どのようなことにやり甲斐を感じていたか、どのような場面でうれしく思ったか、長く続けたいと思ったことはあるかなどを書き出してみるものも一つの方法です。

また、就職活動を行なうときに、自己分析を行なっている人も多いでしょう。そのことから、どのような行動の傾向があるのかという点から仕事内容と比較検討して、長く続けられるかどうかを判断することともできます。

仕事に対して熱意を持てる、長くやっていける、という感覚をつかむことができるのは、実際に自分が経験してみなければ分からないことも多くあります。希望通りに就職できても、イメージと違いすぎて適応することができずに辞めてしまう人は、いつの時代でも存在していました。

現在では、効率よく企業にとって都合の良い人材を確保しようという風潮が強くなりつつあることから、仕事を選ぶのは甘えといった声も大きくなっているようです。

しかし、すでにそのような時代や環境ではありません。企業が人材を選ぶのであれば、求職者にも企業を選ぶ権利があります。OBやOGを頼ってどのような仕事をしているのかを教えてもらったり、将来的なキャリアについての意見を聞いたりして情報を集めていくことも重要になってくるでしょう。

それでも、思いもよらなかったことからキャリアを積むこともありますし、失敗したと思ったことが活かせる機会も巡ってくるものです。どこで何が役立つのかというのは、本当に分からないものです。

心身ともに健康を害さないのであれば、さまざまな経験を積む意味で仕事を選ばないということも有効でしょう。優秀な人ほど経験や自分が集めた情報などから自分に適した仕事を見つけてキャリアを積んでいるものです。

「仕事を選ぶのは甘え」といった声に負けずに仕事を探していくことが人生を楽しめるのではないでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です